りたのじかん・01 ライヴ参加日記

2004/6/6 at LIVEGATE TOKYO

まずおことわり。長いです。読むのめんどくせーと思われるほど。それから、所々抜けている記憶を掘り起しながら書いていますので、順番が間違ってたりするかもです。ごめんなさい。

ライブゲートでは久しぶりの昼間開催のライブだ。もし渋滞にはまって遅刻なんてすることになったら孫子の代まで後悔の念に駆られることは間違いない。ということで、朝5時に出発することを決定。しかし当日同行予定の「理多CARに乗ったすごい人」が時間に来ない… 連絡を取ってみると「途中で睡眠をとりながら来てる」とのこと。うーん、みんながこの日を目指して頑張ってるんだなぁ。いや、自分もネタの調達と興奮で1時間しか寝られなったんですがって、遠足前でわくわくしてる子供ですか、わたしは…

ともかく5:30には合流して出発。結局同行者は寝オチ。話し相手もいないので自分は流れている理多さんの曲と一緒に唄いながら走る。異様に自分内テンションが上がっていたためか、気がついたら頃には既に都内に突入していた。3時間休憩なしって無茶だなぁ…>自分 首都高で少しだけ事故渋滞を食らうもおおむね順調に進行。せっかく日曜日の朝起きてるんだからと、渋滞中に「ふたりはプリキュア」をまるで日常のように視る。まもなく現場に到着。ってまだ午前9時。開演は4時間後… 朝食をとろうと街に出てみると、あちこちに「ふんどし男」が。「どんどこドーン」の販促の訳はなく、四谷地域のお祭りだったようである。そういえば自分の地元でも何かやっていたような… それでも自分内では「りたのじかん・01」が最高の祭りであるため、忘却の彼方へ捨て去った。

朝食を取り「日本一の理多物コレクター」に連絡を取ってみると、すでに会場近くと戸惑うこともなく答える彼。いや、まだ10時前だし。開演まで3時間以上あるし。とあきれつつも向かってみる。すると既に列が… 先頭の人一体いつからいるんですか(汗 ともかく列に並び会場を待つ。時は10:30。開場2時間前。

12時少し前にLIVEGATEの人が出てきて、チケットの販売を開始。いつもだったら30分も掛からず全てチケットを渡し終えるのだが、開場の12:30を過ぎてもまだ終わらない。一体どれだけの人がいるのだろうと表に出て行ってみると…

とてつもない長さの待ち行列が!

雨の中皆さんすごいです。文句ひとつ言わず粛々と並ぶ姿に理多ファンの力強さを改めて認識しました。もっともそれは後で充分すぎるほど体感する訳ですが。そんなことをしているうちに開場。待ち受ける(ヨ)の人と&の人からアンケート用紙を頂き入場した。初めて見るフロアに何もないLIVEGATE。このときはまさかここを集まる人により埋め尽くされると思いもせず。あらかた入場が終わり間もなく、突然鳴り出したビート音。なにが始まるのかと既に興奮状態になりつつある参加者。すると、スピーカーから

みなさーん、こんにちわー!

と、まるで子供相手に授業を始めるかのような理多さんの呼びかけが。戸惑いもせず返す「こんにちわー!」の声。すでに参加者のテンションは上がりきっている。次にすかさずライブに関しての諸注意が理多さんの生声で告げられる。「録音・撮影等の禁止」 「携帯電話に関すること」等、これはいつも通り。最後に「もうすこしまってねー」

程なくして「シクで!」をキメながら出てくる黒川代表を先頭にバンドの面々が登場。興奮状態のクラップで迎える観客を、軍放出品と思われる黒の上下、鋲付きの黒帽子にライダーゴーグルをまとい、胸に「blueberry&Yogurt」のエンブレムを誇らしげにつけた理多さんが鎮めた。突然刻まれるギターのリズム。ライブの開幕である。

まず1曲目 「しあわせのみつけかた (フォーチュンクッキーOP)」 TECH GIAN特別編Ver.
ギター一本でしっとりと歌い上げる。「こんなの知らない」という人で「もう一度聴きたい人」はTECH GIAN 5月号をバックナンバーで注文するとよい。出版元はエンターブレインである。

と、話を元に戻す。1月のライブや、3月の発売イベントですっかりお馴染みとなった「シクで!」 限りなく一部地方の流行の気がしないでもないが、理多ファンには浸透しているようだ。相変わらず微妙なテンションで客をノせる黒川代表。会場ごと巻き込んで

1!2!3!シクでー!

あんたらアホや!(褒め言葉です) 一人だけひねくれて「ハッスル!ハッスル!」とやっていた人がいましたが、面白くないのでスルー
黒川氏に従うことがまるで負けであるかのように、蟹のポーズで逆らう理多さん。そんなやりとりをしつつバンドスタイルでの演奏を続ける。

ほとんど休むこともなく続けざまに4曲。やはりバンドはメンバー同士のぶつかり合いであることを実感。全力で演奏する他のメンバーにおされないよう、魂を込めて歌う理多さん。時には激しく、時には穏やかに。その気持ちに応えようとクラップ、コールを送り続ける観客。会場のボルテージがあがりきった所で、バンドの部は一旦終了。サポートメンバーの皆さんは退場した。

興奮しきった観客をなだめるように落ち着かせる理多さん。「ここからちょ〜っとcool down」と言っていた人が会場一興奮していたような気がするのは、私の認識が甘いのでしょうか。この後に「きっと『え゛〜』と言うに違いない『あれ』を用意した」そうだ。なんだろう?

ここからしばらくカラオケによる歌唱。まずは「太陽 (ひなたぼっこ OP)」 ソフト自体が延期してしまったのは残念だが、曲自体は慈愛に満ちたあたたかい曲と感じた。理多さんの作詞では割と新機軸ではないだろうか。次に「Sincere (シンシア OP)」これは最近のイベントではすっかり定番曲だ。理多さんの曲に対する思い入れもかなり強いであろう一曲。続いて、RitaLityアンケート上位の「ナツノヒ (ものろぉぐ オリジナル)」 「end of misery (MIND+REAPER ED)」 と数々の想い出がフラッシュバックしてくるよう。さらに「Felicita (シンシア ED)」 この曲をいつも聴いてて思うのが、すごく理多さんらしい。なんだかゲームのED以上の物を感じてしまうのは思い過ごしか。さすがにここまでほとんど休みなしで歌ってきてちょっと辛そうにも見える。

それでもほとんど休むことなく進む。がらっと雰囲気が変わって「Pink Planet Love 〜恋は無重力空間〜(魔女っこ de GO! GO! OP)」カバー。90年代のJ-POPテイスト溢れる、すごくファンキーな曲。それっぽい振りも付けて… いや、これ前と同じフリのような気がする… さすがエンターティナーである。次に「だってふぉ〜りんLOVE (ふぉ〜りんLOVE OP)」 カバー (原曲:中山マミ) まるで80年代アイドル歌謡。それっぽく曲の途中ではいる「りたち〜ん」のコールに照れる理多さん。未だにこれには馴れないようである。続いて「空へ (九十九百太郎氏 オリジナル曲)」。ちょっとハードなビートを刻むも、メロディアスな一曲。その後、しばしインターバルをとるといいつつ、ほとんど休みもなく次曲のイントロが…

ぷ○ゅっきゅあ!ぷりっ○ゅあ!

○リキュア キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!! これが事前に予告していた「アレ」だ! 歌い、躍る会場、まさに「ぶっちゃけありえな〜い」。 サビ終わりの「ふったり〜は、プリキュ○〜!」で当然のようにポーズを決める理多さん。よほどこれを演りたかったにちがいない(ほぼ確信) 既に酸欠状態で倒れそうになっていた自分達だったが、この後更に追い打ちが!!!

照明が落ち、ピンスポットで浮かぶ理多さん。なにやら舞台の袖で不穏な動きが… 理多さんの「ハイ!」の掛け声とと共に明るくなるステージ。するとそこには

るざりん師 キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!

黒メイド服にヘッドドレスまでつけ、あろうことがメイクまで完璧にした柏木るざりん師がキーボードを抱えて立っていた。でも、足下は黒のスニーカー… ステージ反対側には黒服でキメたギタリストも。イントロ終わりに会場全員での「1・2 1・2・3 ハイ!」のコール。 曲はもちろん「Maid in Japan (愛のメイドホテル物語 OP)」 曲中の合いの手の代わりに「M!・I!・J!」の体文字で一体となる会場。躍る観客!会場のあちこちで叫ばれる「るざり〜ん!」の声!(あれ?誰のイベントだっけ…) 押し寄せる人波!会場の興奮は最高潮! でも、曲の途中の記憶があまりありません(汗 なんとなくサイリウム振っていたことと、人波に潰されそうになって危険を感じたいたことだけは覚えているんですが… というか、歌聞こえてない…

曲の最後に雄叫びをかまし終了。ここで、るざりん師と、「萌え萌え〜」ダンスを披露する崎河あたる氏が理多さんにより紹介される。メイクされた顔を見て「私よりキレイ」と理多さんの弁、、、、、えっと、、、、、理多さんはメーク落ちてもキレイでしたと書いときます(汗 ここで「6/26(土)に大阪でライブ開催」との発表がある。どうやら以前「6月末に何か!」と言っていた物の正体らしい。九十九百太郎氏も参加し3人でのライブになるようである。時間・料金等の詳細は後日告知だそうだ。(パンツが\105とかそう言う話は割愛)

その後サポートバンドの面々が再登場。ここでメンバー各々の紹介があった。ベース:デンカ前田さん ドラム:ジョン清川さん ギター:黒川”シクで”孝之さん キーボード:桃野コメットさん…は紹介で「おにぃちゃん、そこはだめっ!」って、、、いや、会場でもだいぶ反応している人がいたようですが(汗 (元ネタは文月かなさんだったのね、本家もちょっと聴きたかったかも) メンバーについての詳しいことはRitaLity内の「つれづれ 6/7分」を参照のこと。

ここからまたバンドスタイルで進行。まず、すっかり定番曲となった「CROSSING (CROSS†CHANNEL ED)」 カバー (原曲 歌:Marica) これだけ歌い続けても、ほぼかすれることのない声と落ちることのない声量、凛々しく立ち続け歌い続けるチカラには、ただただ驚かせられるばかりだ。つづいてこれもお馴染み「believe (おめがねティーチャー OP)」 ここに来るための原点になったと個人的に思っている曲。次に今回初披露「魔法のチカラ (てこいれぷりんせす!OP)」 ワンコーラス版はすでにpropeller公式で公開されているが、今回はフルコーラス版。でも、こういう曲構成だとは意外。発売されるソフトに入っていることを熱望してみる。(メールしないと伝わりません)

ここで理多さんから、今回の仕掛け人である黒川代表をはじめ、サポートバンドのメンバー、来てくれた観客それぞれに感謝の言葉を頂く。そしてついにイベント最後の曲となった。RitaLityアンケート1位 「しあわせのみつけかた (フォーチュンクッキー OP&ED)」 前半はしっとりと、後半は熱く。まるで自身の幸せがそこにあるかのように歌う。ほとんど休むことなく続けられた19曲がついに全て歌われた。鳴りやむことのない喝采の中、全てのメンバーが退場。ステージの照明が落とされた。

蒼樹氏と眼で合図を送り、始めた「アンコール」の声と手拍子。あっというまに会場一杯の動きとなる。もちろん全ての人が心から送っていることであろう。数分ほど待たされたが、待ちくたびれることはなく、むしろ高揚の渦がさらに強くなってゆく。そしてそれも最高潮に達しようかという頃、メンバーが再登場。歓喜の坩堝となる。ステージに照明が再びともされ、理多さんの一声にて会場を鎮めた。帽子を取った彼女はまっすぐに正面を見つめ、ふたたびバンドのメンバー、観客に、さらに関係者、Blueberry&Yogurtのパートナー、LIVEGATEの人達、そして自分を育て支えてくれた全ての人達に、少し目を潤ませながら、それでもしっかりと自分の気持ちを込め静かに自らの言葉で感謝の意を贈った。自分はこの会場の中でさえたった1/200の微力でしかないけど、それでも多分彼女を支えることができたこと、そしてこの現場に立ち会えた幸運に感謝したい。きっとヴォーカリストRitaの経歴のとして、確かな一ページになるであろうこの瞬間を見届けられたことを。そして本当にこのステージ最後となってしまう曲が始まった…

「この空の下で (ものろぉぐ オリジナル曲)」 もともと理多さんの友人の結婚式ために書いた曲とのこと。でも今回は彼女を支えてくれた、まわりの全ての人々に感謝を込めて。疲れ切って倒れてもおかしくないはずなのに、しっかりと気持ちを込め、それでも感情に押し流されることもなく、最後まで歌い上げた理多さん。まさにそれはプロと呼ぶにふさわしい姿であった。全ての人の心からの拍手の渦の中、「りたのじかん・01」は幕を閉じた。そして最後に、客席全員で三本締め。満足感・達成感に会場はつつまれた。

全てが終わった後も、興奮冷めやらぬ人達が余韻を楽しむように言葉を交わしていた。それでも、祭りの時間は終わった。せめて、理多さんが力強くステージに立ち精一杯つとめあげた姿を心に焼き付け、自らの糧としよう。改めて理多さんに尊敬の念を抱きつつ、この場を後にした。

熱気を引きずったまま会場を出て、車に乗った。なぜか本日開催されているアテネオリンピック聖火リレーを回避して帰ろうとあがくが、結局巻き込まれる渋滞。あがいたあげく東京インターに乗ったのは3時間後。首都高速3号線も事故渋滞で使えず、まともに進んでは見たが、動かない… 昼間開催の弊害かもしれないなと思いつつ、帰りの途につくのであった。途中休憩を挟みつつ、結局自宅についたのはそれから更に5時間後。充分すぎるほど今回の日程を楽しんだと言うことで、この文章を締めたいと思う。「うちに帰るまでがイベントです」と。

そしてやっと熱気が冷めたのが翌日の昼。それでも、腕・足・腰に残る痛みがその日の熱さを未だに忘れさせずにいた。

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